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目次

1     世代別の雇用対策... 2

1.1    若年者の雇用対策... 2

1.2    中高年齢者の雇用対策... 3

1.2.1     キャリア・チェンジ... 4

2     就業状態別のキャリア・コンサルティング... 4

2.1    就業前... 4

2.1.1     義務教育... 4

2.1.2     浪人・高校・大学・大学院... 5

2.1.3     ニート・ひきこもり... 5

横道.1 就職活動と恋愛は似ている?... 5

3     求職中... 5

3.1    新卒... 5

3.2    第二新卒... 5

3.3    フリーター... 5

3.4    中途採用... 5

3.5    定年後... 5

横道.2 有効求人倍率と完全失業率... 5

4     就業中... 6

4.1    求められる能力... 6

4.1.1     新人社員に求められるもの…即戦力... 6

4.1.2     中堅社員に求められるもの…教育... 7

4.1.3     所属長に求められるもの…責任... 8

4.2    労働問題... 10

5     失業... 10

5.1    失業給付... 10

6     リタイア... 10

6.1    リタイア後のキャリア... 10

6.1.1     地域参加... 10

7     リタイア後のお金... 11

7.1    リタイア後の収入... 11

横道.5 リスク... 12

7.2    リタイア後の支出... 13

8     起業・独立開業... 13

横道.6 競争社会と自然界... 13

横道.7 会社からの評価と社会からの評価... 14

横道。8 競争について... 14

9     求職活動... 14

9.1    履歴書・職務経歴書について... 14

9.1.1    会社について調べよう... 14

9.1.2    履歴書・職務経歴書フォームについて... 15

10  気になる言葉... 15

11  名言・金言... 16

12  気になる書籍... 17

 

1       世代別の雇用対策

 

1.1      若年者の雇用対策

 

若い人が就職出来ない理由は、一般的に「職業観の形成が出来ていない為」と言われています。

 

働かなくてはいけない理由がいまひとつ実感できないので、どうも真剣になれない。働かなくても親がご飯を食べさせてくれます。衣食住に困らない生活をさせてもらう事に慣れているので、自分が子供や親の面倒を見る将来がどれほど近づいているか自覚できないのでしょうか。これでは働かないままで年を重ねる事の危機感を感じる事が出来ません。大人になっても親の年金で暮らしている人もいるとかいないとか。

 

今は、義務教育を終了して(中学校を卒業して)すぐに働き始める人は少ないと思います。親の、「少しでも高度な教育を受けさせたい。」という気持ちからです。その目的は、「子供が将来いい仕事に就けるようにする為」でした。

 

しかし、可能性が広がった分だけ、多くの選択肢を突きつけられた子供はそのあまりの量の多さに考えることを止めてしまわないでしょうか。

マーケティング理論の中にも「商品メニューが多すぎると、客は選択する事自体を拒んでその店から立ち去ってしまう」という事例があったような気がします。その気持ち、わかる様な気がしますね。

 

若者が持つ無限の可能性とは、言い換えてみれば目を閉じている状態のようなものです。それなら障害物は一切見えません。「障害物は一切見えない」という言葉はとても自由な状態に聞こえますが、見えないからと言って「現実に障害物が一切存在しない」というわけではないですよね。障害物があるかもしれない。訳もわからず前に進めば、運が良い人は何処までも進めるかもしれませんが、普通は障害物にぶつかります。「可能性にすぎないもの」からどれだけ現実を自分のものにしていくかが大人への成長だと思います。

その為にはある程度、躓いたり壁にぶつかったりして障害物の存在を知り、目を開いて現実を見据え、自分はどうやって障害を乗り越えていくのが得意なのかを経験を通して知る事が必要だと思います。

 

最終目的はいい仕事への就職。そのための手段としての勉強でしたが、いつのまにか手段が最終目的のように考えてはいないでしょうか。それでは本当の目的を忘れて勉強の事しか考える暇もなく、卒業する直前まで全く仕事の事を考える事が出来なくなってしまいます。

 

仕事について、少しでも多く考える時間を持たせる事。若年者に必要な雇用対策は、それだけだと思います。そして若年者にとっての一番の協力者は親だと思います。

 

進学先を選ぶ際、いくら子供が心に決めた職業に最短距離の進路を考えていたとしても、親としてはその進路に安定性を感じられなかったりすると、とりあえず進学校へいって欲しくなります。

 

勉強に専念させたいあまり、アルバイトをしたいという子供の相談にも、「お金が欲しいなら小遣いを増やしてやるから、その分勉強しなさい」と言ってしまいたくなります。子供の人生の主役は子供本人のはずなのに、つい、親のしたいようにしてしまいます。「最終目標はいい仕事への就職」というのは、実は親にとっての最終目的です。子供本人にとって就職は自立生活のスタートであり、ゴールではありません。親が思い込んでいる「子供に対して果たす責任・義務」のゴールに過ぎないのです。子供は自立した人生のスタートすらできないまま年をとっていきます。

 

何人かの親の中には、就職よりもかなり前の段階、学校に入学させた時点でそこから先の責任を学校に預けてしまう方もいるようです。いじめによる自殺問題などでは、子供が死んでしまった時に、その責任を教師や学校や自治体に対して追及して、非を認めさせる事はできるかもしれません。しかし、賠償されるのは親に対してであって、もう還ってこない子供に対してではありませんし、その賠償というのも現金が入ってくるだけであって、子供が帰ってくるわけではないのです。

取り返しのつかない事については、人任せにしない覚悟を決める。それをしていない親が、人に対して責任をなすりつけようとしてしまうのではないでしょうか。

 

学校に勉強を教えてもらうのはいいとしても、それ以外の様々な事を、親は教える事ができるはずです。子供と話をする時、つい「子供から何を聞き出すか」に意識を傾けてしまいがちですが、「自分から何を伝えられるか」の方にも意識を向けてもいいのではないでしょうか。その日の自分の仕事での出来事などを話すだけでも、子供の職業感形成の助けになると思います。(更新日:2008516日)

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1.2      中高年齢者の雇用対策

 

若年者とは違って、中高年齢者は既に「キャリア」と呼べる職務経歴を持っている方が殆どかと思います。中には「私はこの年までずっとパートタイマーだったから、キャリアなんて大層なモノもっているわけないじゃない。」と言う方もいるかもしれませんが、「キャリア」は、数億円のプロジェクトを動かしたとか、営業の第一線で売り上げトップを維持し続けたとか、別にそんな事だけではないはずです。ご自身が今日までの人生を振り返れば、人に自慢できる事がひとつやふたつ必ずあるはずです。また、あなたにとっての「これくらい出来ておあたりまえのこと」が、意外と他の人には出来ない事だったりするのです。そういう働き方をしてきたことだって「キャリア」だと胸を張っていいと、私は考えます。極端に言ってしまえば、あまりほめられたアプローチ方法ではないのですが、あなたの嫌いな人を思い浮かべてみて下さい。その人のどこが嫌いかを考えれば、その反対の事が、あなたの持ついいところかもしれません。

自分の持つキャリアをよく意識して思い出し、整理して、採用面接の際にアピールできる部分だけをアピールして、隠したい事を隠しきれるように武装の準備をするのです。

 

中高年齢者の再就職の場合、年下の人が上司になる事もよくあります。採用担当者もあなたから見れば若造です。しかし、実際採用されればあなたにどんどん指示を出さなければいけない立場にいます。立場上、「会社にプラスになることならば、どんどん反論いただいても構いません」などと言うかもしれませんが、そんな人が自分の下にいたら、仕事がやりにくくていけません。採用担当者だって人間ですから、会社の利益よりも、自分の利益を優先するに決まっています。自分にとって、一緒に仕事をしたい人しか採用されないのです。

本音と建前は誰にでもあるものです。建前や社交辞令に一喜一憂したり、言われた言葉の揚げ足をとってみても、それをされた相手の気持ちを考えれば好きになってもらえるはずがありません。結局、相手に好かれるにはどうすればよいか、採用審査を通るために考える事ってそれだけなのではないでしょうか。(更新日2008516日)

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1.2.1  キャリア・チェンジ

 

ある仕事にずっと従事してきたその職場を辞めて、次の職場を探すとき、前の職種と同じ仕事を探す方が全く経験のない仕事を探すよりも有利になると言うのは当然の事です。採用する企業側も新人にイチから仕事を教えるよりは、最初からその仕事の事をわかっている人にきてもらいたいからです。しかし、前の職種と同じ仕事がそうそう簡単にあるとは限りませんし、「そもそもその仕事が自分に合っていないとわかったから辞めた」という方や、「その仕事で体を痛めてしまって、続けたくても続けられない」と言う方もいらっしゃるでしょう。そういう場合に考えたいのが「キャリア・チェンジ」です。

 

今、自分が持っている能力の価値があまり損なわれる事のない職種を探し出して、そこに就職しようというものです。

 

「自分にはコレしかないんだ」といつまでもこだわりつづけていても、早く就職を決めなければお金はなくなっていくものです。

 

こだわりを取り払う事で見えてくる道もあります。新しい事へのチャレンジは、自分に出来る事の幅も大きく広がります。いつまでも就職が決まらないと言う方は、是非キャリア・チェンジに挑戦してみてください。(更新日2008516日)

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2       就業状態別のキャリア・コンサルティング

 

2.1      就業前

2.1.1  義務教育

義務教育を受けている最中の人がこの文を読んでいるというコトはほとんどないと思います。教育者か、両親か、まあそんなところじゃないかと。

義務教育を受けている時期には、「何のために教育を受けているのか、それは将来働くときに役に立てるため。」とか、「それでは人は何故働くのか?親は何故働くのか?自分は将来何故働くのか?」とか、ソコのところをまずはなんとなく考えてもらえればいいんじゃないでしょうか?「働く理由」。働きたいから働くのか、働きたくないけれど働かなければならないから働いているのか。いやでいやで仕方がないけど、どうにもならない何かのために働かされているのか。いろいろな人の場合を見て、考えて、自分はどうしたいかを感じていただきたいですね。

 

「キッザニア」という、子供達が「はたらく」という事を楽しみながら体験できるトコロがあるらしいです。働いたらキッザニア専用のお金ももらえちゃうというスバラしさ。東京にしかないんですけど、全国に増えたらうれしいですね。(更新日2008516日)

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2.1.2  浪人・高校・大学・大学院

勉強するか、働くかという、2者択一で悩んだりする時期ですね。勉強するのなら、なんのための勉強なのかを忘れずに、ただ時間が過ぎただけという事にならないようにしたいものです。(更新日2008516日)

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2.1.3  ニート・ひきこもり

いつまで何もしないでいられるか、何か始めるかで悩んだり、何も考えないまま暮らしてしまっていること自体に悩んだりしてしまう時期ですね。悩んでも何も生まれませんから、現実的に考えましょう。動かなければ、夢が現実じゃないということに気づかないままでいられますが、ご家族があなたに何もしてあげられなくなる日は、一日一日と近づいてきています。(更新日2008516日)

 

横道.1 就職活動と恋愛は似ている?

いかに自分をいい人に見せて、惚れさせるか、そのための努力を惜しまないことです。付き合ってみて初めて分かることがあるという部分も共通していますね。一般的には転職を繰り返すのはあまり良い事だとされていません。「一度入社したからには、3年は辞めずに頑張ってみるべきだ」などとよく言われますね。でも、本当にそうでしょうか。嫌なところが分かってしまった恋人といつまでも一緒にいなければならないなんて不幸な事です。自分の生涯のパートナーに出会うまで別れを繰り返さなければならないのが自然な事であるように、自分のライフワークに出会えるまで何回も転職を繰り返すのは、実はとてもいいことなんじゃないかと思います。

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3       求職中

転職情報サイトのDODAは結構すごいらしいです。

 

 

3.1      新卒

3.2      第二新卒

3.3      フリーター

3.4      中途採用

3.5      定年後

 

横道.2 有効求人倍率と完全失業率

有効求人倍率とは、有効求人数を有効求職者数で割った数。ハローワークなど職業紹介事業所で集計しています。

あくまでもその職業紹介事業所に登録した人の中での話なので、その地域に住む全員の話ではありません。

分母はハローワークの求職登録者数です。その地域を担当するハローワーク毎に、毎月集計されています。

 

 

完全失業率とは、完全失業者数を労働力人口で割った数。総務省統計局で国勢調査の時に集計しています。

労働力人口とは、15歳以上人口の中でも非労働力人口以外の数。完全失業者と就業者に分けられます。更に就業者は従業者と休業者に分けられます。

分母はその地域の全住民です。

 

完全失業率=労働力人口÷完全失業者数

従業者

休業者

離職

学卒未就職

収入を得る・その他

適当な仕事がありそうにない

家事・育児のため仕事があっても続けられそうにない

健康上の理由

その他

 

就業者

完全失業者

就業希望者

就業内定

就業非希望者

 

労働力人口

非労働力人口

 

15歳以上人口

15歳未満人口

総人口

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4       就業形態

4.1     アルバイト

 

4.2     パート

 

4.3     正社員

 

4.4     派遣労働者

 

4.4.1 一般派遣

4.4.2 紹介予定派遣

4.4.3 特定派遣

 

4.5     季節労働者

季節労働者は、雪が降ったり寒かったりする季節には働けないような仕事に就いている人達の事。昔は働いていない期間にそれなりのお金を国からもらえていましたが、これからもらえなくなります。もらえなくなってからあわてるよりも、今のうちに新しい道を選んではどうかと。季節労働者に多いのは建設業界で働いている人。次に働くところも建設業にしたんじゃあ、また季節労働者になっちゃうだろうから、思い切って職種転換を図ってみてはどうだろうかというのが国の方針。(更新日2008.4.20

 

 

5       就業中

5.1     求められる能力

5.1.1 新人社員に求められるもの…即戦力

 

世の中の景気が良かろうが悪かろうが、基本的に会社の目的は「より多くの利益を得る事」です。あまりお金を使わずに、お金を儲けたいんです。

 

会社にとって、人を雇うということは、その人にお金を払い続けなくてはならないと言う事。

 

お金を払いつづける事を約束してまでその人に来てもらう理由は、会社がその人に使うよりも多くのお金を、その人のチカラで会社へ入れてもらいたいから。なんだか損をしているように感じる人もいるかもしれませんが。当たり前の事です。会社に入ってくるお金よりも多くのお金を社員に払ってしまったら、どんな会社でも間違いなくつぶれてしまいます。

 

新人には早く一人前に稼げるようになってもらいたいけれども教育のコストをかけたくない。会社にとっていい社員というのは低い給料で働き、会社の経費をあまり使わず、会社にたくさんの儲けを持ってきてくれる社員の事です。

 

「会社にとって都合のいい社員にはなりたくない」っていう人もいるかもしれませんが、会社にとって都合のいい社員は損をするかというと、そうとは限りません。会社が得をして、自分も得をする。そんな関係を作れば良いのです。

 

確かに、経費をとことんまで節約して、会社に貢献しているにもかかわらず、低い給料でいつまでも我慢しているのは間違いなく損です。

 

しかし、経費を気にせず使い、会社にも特に貢献していないにもかかわらず、高い給料を要求するような社員は、得をするでしょうか?

 

このバランスが崩れると、いいように利用されて体を壊すか、クビになるかのどちらかでしょう。

 

新人のうちに周りを良く見て、いろいろなものを吸収しましょう。新人のうちから全ての事に言いなりになっていると、なめられます。負け癖がつきます。我慢する事に慣れてしまいます。主張すべき事は主張するのが、正しい社会人です。上司も最初はうるさがるかもしれませんが、バランスさえ見極めていれば、ちゃんと認めてくれます。もちろんあなたが即戦力として相応の働きをしていれば、ですが。

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5.1.2  中堅社員に求められるもの…教育

 

部下・新人の教育を任されます。新人で入社した人に何の教育も施さずに放っておいても、そのまま辞めないで数年経てば更なる新人が入ってきて、勝手に中堅社員になれてしまいます。そんな中堅社員に新人の教育は出来ません。管理職の人はそこのところをよく見極めれば、どこから教育をやり直すべきか、本当はわかるハズです。でも、きっと中堅社員のせいにされちゃうんですよね。ただ、中堅社員の皆様がその件で管理職を責めても、また、管理職の皆様が中堅社員を責めても、新人が育たないと言う事実は何も変わりません。中堅社員の皆様は損な気はしますが、管理職を責めても無駄ですから、コレはきっぱり諦めましょう。新人時代に教育してもらえなかった恨みは教育を求めなかった自分への反省に変えて、自分の成長のためと思って新人教育に力を入れましょう。

 

「いつまでも新人だと思うな」とか言われて、責任が重くなってきて、でも給料は上がらなくって、ひょんな事から自分よりも新人ちゃんの方が給料が高い事に気がついてしまうこともあります。それでついつい辞めたくなってしまう。新人から中堅社員には放っておいてもなれますが、管理職になるには在籍年数だけでなる事は出来ません。辞めない事。人を使う事に意識をもっていって、頑張っていただきたいものです。

 

自分の仕事をこなしながら人を育てるって、やっぱり難しい事だと思います。時間がなくなっちゃいますから。でも、本当に自分にしか出来ない事意外は、どんどん新人に任せる事で、時間は作れるはずです。本当は新人にやらせる事が出来る事でも、自分の方が得意だったりすると、「コレは新人には任せられない」とか言い訳つくって、ついつい自分でやってしまいがちです。そこをぐぐッとこらえて新人に任せましょう。そして、やってる事には口を出さずに、進行状況だけには目を光らせて、行き詰まっていたら最初のうちは声をかけて、慣れてきたら自分の方から相談を持ちかけるような癖をつけさせましょう。そうしておけば普段は放っておいて自分は自分の仕事をじっくり考える事が出来ます。

 

その頃から、相談を受け過ぎると思考が中断されてとてもウザったくなることが増えますので、そこでの対応にはとても注意しましょう。そこで相手を遠ざけるような対応をすると、もうあなたは新人からの信用を失います。何も相談されなくなり、あなたにも、あなたの上司にも取り返しがつかなくなってしまう程の大きなミスをしてしまい、それすらもやはり相談できなくて隠してしまうでしょう。気が付いた時には、会社全体を巻き込む大ピンチになってしまうかもしれません。ウザったくても、どんなに忙しくても、「自分の仕事の最優先事項は新人の話を聞く事だ」くらいに考えて、時間を作りましょう。その時間を作るためにも、新人に仕事をどんどんさせて、自分の時間に余裕を作りましょう。本当はやらなきゃいけないこと、わかってるんでしょう?

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5.1.3                所属長に求められるもの…責任

 

管理職であれば、部下の仕事内容や、プロジェクトの進行状況を更なる上司に報告することが出来ます。報告をする人がいる限りは実は責任を負うリスクはほとんどありません。だって報告さえしてしまえばその責任は上司に移ってしまいますから。しかし、所属長クラスになると、報告をしたくても上司に報告する内容は実務的な細かいものではなくなってきますし、報告をする相手とそうそう会えないことになります。上司に対しては、相談することよりも失敗をいかに隠すかに専念する人もいるようです。今まではイヤでも自分の失敗を上司に見つけられていたのが、所属長ともなれば、細かいことは自分から言わない限りは上司にバレません。「社長は無能だ」と朝礼で部下に言っても社長の耳には届きません。何か失敗しても、「現場にしか分からない事情がある」と言い張れば上司もわざわざ現地まで来て確認しようとは思わないからです。ある意味やりたい放題です。

 

しかし、どんなに言い訳を重ねても数字は隠しようがありません。「必ず達成します」とか意気込んでも、部下が動いてくれなければ数字はあがりませんし、「必ず達成します」と上司に言った約束を、そのまま部下に「必ず達成しろ!」と脅しつけただけで達成できる目標などあるわけがありません。それで目標を達成したのなら、それは自分の実力ではなく部下に感謝しなければならないことです。

 

所属長の責任は、目標達成よりも、リスク回避の責任の方が大きいかもしれません。自分では気づかないうちに「力」を振るっていることになり、不用意な発言は、それがセクハラ・パワハラ・アカハラを始めとする様々なハラスメントととらえられてしまうかもしれません。人徳があればある程度は部下も目をつぶってくれることもあるかもしれませんが、力を持っていると、気づかないうちに周囲には自分のイエスマンしか残らないようになり、自分の考えが世界の常識だと考えてしまうようになります。「有能な社員とは自分の考えについてこられる社員のことだ」と言ってはばからないようになってしまう人、いますよね。自分の言っていることが相手に伝わらなければ相手の理解力が足りないと考え、相手の言っていることが理解できなければ相手の伝える能力が足りないか、相手が正しい日本語を使っていないと考えるようになります。

 

自分が正しいと思っていると、事あるごとに「空気読めよ!」と、まるでインターネットの掲示板に見られる中学生のような発言を繰り返すようになります。相手を評価するのは自分だとばかり思って、相手も自分を見て評価していることなど思いもよらなくなっているんですね。空気読めよだなんて、その場の空気を支配している人にしか出来ない言葉です。まあ、確かにそれだけの力を持っているんですが。裸の王様のような人であっても、そこはやっぱり王様ですから、恥じ入る事無く裸のまま「自分を笑う者を処刑する力」を持っています。

 

採用も解雇も実権を握っているわけですから、かつて私の上司は求人広告に「@空気が読めない人A前の会社のやり方が通用すると思っている人B仕事は会社が全てお膳立てしてくれると思っている人は応募しないで下さい。」と載せようとして、本社から却下された事がありました。まあ、自分から、「もしもあなたが我が社に入社したら、@私は私の機嫌を常に気にしてくれる人とでなければ仕事ができません。A私は私の言うことに全て従う人としか仕事ができません。B私は私と何かする時には全てお膳立てしておいてくれる人としか仕事ができません。」と言っているようなものです。入社前の人達にまでそんな言い訳を言っておかなければならないほど、情けない会社なのかと落ち込んだものです。まあ、ちゃんと本社が却下してくれたおかげで求人誌には掲載されませんでしたが。

 

解雇の時は、直接会っていない人の解雇も、部下の片寄った報告のみで判断することになり、見切り解雇することになります。「明日から来ないでいいよ」とか不用意に言ってしまい、労働基準監督所に駆け込まれて、「解雇の判断が拙速に過ぎる」とか言われてみたり、団体交渉のあっせんでその人を期間満了まで雇った場合の金額よりも多くの金額を払わなければいけなかったりします。怖いですね。(最終更新2008.4.4)

 

5.1.4 会社役員(執行役・取締役)に求められるもの…やっぱり責任。

 

自分の何気ない思い付きがその下につく大勢の社員とその家族の生活を大きく変えてしまう事を意識すべきだと思います。儲からないけど、社会貢献になることなど、もちろん立派なことなんですが、利益が出せなくて社員に給料が払えなくなったりしたら、大変です、社員とその家族が。

役員は社長と直接話をすることが多いですから、社長に「いいですよね」とさえ聞いておけば、後で社長から追及されることはありません。だって、その人の責任を追及するなら、それに「いいよ」と言っちゃった社長の責任も追求されちゃうんだから。

株式公開をしている会社なら、株主総会で抑える事が出来たりするんですが、社長一族が株を持っていてそれを公開しないとなると、誰も止める人がいません。「男どもが、勝手に戦争しかけて勝手に負けて、そのしわ寄せはみんなアタシらだよ」とは戦後苦労なさったおばあさんの言葉ですが責任を取ると言ってもその人が辞める程度でしょう?それで会社の損失は埋まるかというと埋まらないでしょう。埋まらなければどうなるかというと、給料が払えなくなるという事で、給料が払えなくなるという事は、給料を払う相手を少なくしなければならないという事です。

ここまで偉くなれるという事は、責任を回避する能力をもっているか、もしくは、責任を取る事になっても痛い目を見ないどころか「焼け太り」すらできてしまうという能力を持っているという事です。素晴らしい立場です。

さて、この図式を理解して、イチ社員がそれに対抗するにはどうしたらいいかというと…どうすればいいんでしょうね。しわ寄せを食った人たちが声を上げる?どこに?労基署?マスコミ?どこも、起きてしまった事に対して「こらっ」って言ってくれるだけですね。私が考える正解は「何としてでも早く偉くなりなさい」だと思います。(更新日200913日)

 

 

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横道.3 自然界の「ボス」について

 

動物の世界では、たとえ仲間であっても群れの中で強いものが弱いものから、食べ物を取り上げるのは当たり前の事です。そうやって強い個体がより強い力を身につけて、メスに強い遺伝子を受け継ぐ子孫を産ませ、そうやって群れ全体が強くなっていくのでしょう。

 

サルの群れでは強い個体の子孫を産むことでよりよいメンバーが群れの構成員が補充されますが、人間社会の会社という群れでは、子孫を産むことでの構成員の補充はされません。

 

基本的には会社の構成員の増減は誕生と死亡ではなく採用と解雇です。ボスに餌を多くとらせて力をつけさせても、そのボスの子供を社員の誰かが産むことはありませんし、仮に産んだとしてもその遺伝子を継いだ子供が会社に入るのを待っていられる程、社会の変化は自然界の変化と比べて遅くはありません。会社という群れの進化は繁殖ではなく、理念とノウハウとの継承によって行われるようです。

 

 

 

横道.4 自然界の「弱い個体」について

弱い個体が淘汰されて群れが強くなっていくのが自然の摂理であったとしても、自分が弱い個体だと思っている人に「黙って淘汰されて下さい」と言っているわけではありません。自然界は生物が死ぬまでは「弱い個体だった」という結論を与えないからです。自然の摂理で言えば、財産をいかに多くに残したかではなく、子孫をいかに多く残したかが勝ち組と負け組を分けますし、「弱い個体が淘汰されて群れが強くなる」という結果から「群れを強くする為に弱い個体は死ななければならない」という結論が引き出されはしないからです。(わかりにくいでしょうか、「弱い個体が死ねば群れが強くなるのならば、最強の個体以外全て死ななければならない。」とはなりませんよね。)

 

今現在、いかに周囲から弱いと思われていても、若しくは自分自身で弱いと思っていても、本当に淘汰されるまでは、いくらでもチャンスはあるんです。何回失敗したって、チャンスを掴もうとする意志さえあれば、色々な方法で逆転はありえます。群れのために自分を殺すのはアリやハチくらいのものです。少なくとも私自身は会社や人類よりも私という個体を優先します。もしも家族の為にというのであれば、自分を殺しても子供達が残るのであればまあ考えないこともないですが、会社の為に自分を犠牲にしたところで何が残るのかというと…「俺って義理堅いなあ」という自己満足?…いや、まあ、何も考えつきませんね。(更新日:200913)

 

 

横道5 トップダウン・ボトムアップ

トップダウンの指示に心を重ねられないのならば、自分よりも下位の職位のものに指示を出してはいけないと 思います。そうでないと、自分が部下に指示を出す時に「俺は納得していないけど、上がそういうから仕方ない、お前らやれ」という指示しかできず、心からあなたについてくる部下はいないからです。その指示の中からあなたの考えや心を理解しようとしても、その指示があなたの意志ではないといわれてしまったら何も考えることが出来なくなってしまいます。もちろん、心がわかっても、その心に合わせられないことだってよくある話です。その時、部下は、上司はどうするべきでしょうか。(更新日:200913日)

 

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5.2     労働問題

 

新入社員の五月病といったものから、過労死やセクハラなど、働いていると様々な問題を経験する事があります。職場という閉鎖された社会では、その問題にさらされているのは自分だけだと思ってしまいがちですが、目を外に向けてみると、実に多くの人たちが当事者になっている事がわかります。自分の気持ちの持ち方で解決できるものもあれば、相手と対決する関係にならなければならない問題もあります。(更新日:2008.45

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5.3     辞めたいと思ったら

 

5.3.1 分析してみる

5.3.2 想像してみる

5.3.3 伝える

普段から辞めたいと言い続けていると職場の人にも信じてもらえなくなります。

5.3.4 引き継ぎ

仕事を辞めるなら、自分のやってきた仕事を誰かに引き継がなくてはなりません。

引き継ぎがうまく行われないと残る人たちは混乱します。それでも構わないなら、逃げ切ってしまいましょう。「やれ」と言われたことに「いやです」というと話が長くなって面倒になるので、「はい」と返事しておいて、やらないという手があります。辞める事が決まっているのなら、上司の切り札「昇進・昇給させないぞ」「首にするぞ」といった武器が無効になるからです。

 

引き継ぎを受ける側としては、そんな事をされないようにしないといけませんね。しっかりとした引き継ぎがなされないのなら、損をするのは残された自分なんですから。

まずは何とかして時間を作って、辞めていく人とたくさん話をしましょう。「引き継ぐことなんて何もないよ」「何とかなるよ」「こまったら、誰かが助けてくれるよ」と言われますが、まずはその人のやっている仕事を、一通り実践してみないといけません。そこで疑問に思った事を全部聞き出しましょう。また、ファイルは一通り目を通しておきましょう。時期的に実践するチャンスがない事柄もあるかもしれませんが、出来る限り細かくシミュレーションして、質問しましょう。そうやって話をしていくうちにあなたの真剣な態度が相手に伝われば、辞めていく人だってわざわざ嘘をついてまで引き継ぎの邪魔をする必要はありませんから、きちんと教えてくれます。

引き継ぎが決まった瞬間から、自分のペースで引き継ぎをする事です。相手の出方を待っていたのでは、すぐに最終出社日が来て、逃げられてしまいますから。(更新日:200913日)

 

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5.4    転職

今働いている会社とは別の会社で働くこと

 

5.4.1 職種転換

 転職をするにあたって、もともと働いていたことと同じような仕事に就けば、今までやってきたことを生かせる分、新しく入る会社にとっても自分にとっても幸せなはず。でも、前の仕事が嫌になって辞める場合は、次も同じ仕事をするわけにはいきません。もちろん、前の仕事が好きでたまらないのに、その仕事ではもう食べていく事が出来なくなってしまって、転職するしかなくなった人もいるでしょう。その場合、自分の好きなことを仕事にすることが、もう出来なくなってしまう。これもなんだか悲しい話です。(更新日2008.4.20

 

6       失業

6.1      失業給付

 

7       リタイア

 

7.1      リタイア後のキャリア

 

リタイア前に、普段の生活の中で家族に対しての自分の価値は「いつも会社に行ってお金を稼いでくる」ということだけだと思っていたり、例えそうではなかったとしてもそう思われていたりすると、リタイア後が味気ないものになってしまいます。

 

「もう一花咲かせたい」「だけど俺から仕事を取ったら何が残るんだろう」という方は、やはりリタイア前からいろいろと考えておいたほうがいいかも知れませんね。

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7.1.1  地域参加

町内会の行事に参加するのもいいですよね。

 

8       リタイア後のお金

「老後は夫婦でスペインに移住して優雅なセカンドライフ」…出来たらいいですけどもね。

 

8.1      リタイア後の収入

 

8.1.1 不労所得

労せずに所得が得られれば、それに越した事はありませんが、まあ、世の中そんなにうまい話は転がっていませんね。

不労所得キーワード

説明

印税

自分が書いた本が売れたら、売れた冊数×本の値段×10%くらいもらえる、とか言われてますよね。

著作権

本だけじゃなくて、曲や詞にも著作権はあるようです。

版権

自分が描いた絵の版権を持っていれば、その絵を使いたい人からお金をもらえたりします。キャラクターグッズなんかで大儲けする人もいるみたいですね。

登録商標

商品の名前の素晴らしいものを考えついたとき、それを他の人には使えないように登録しておくと、どうしても使いたい人から、見返りにお金をもらえたりするみたいですね。

特許

自分が考えた発明の特許を持っていれば、その発明を使いたい人からお金をもらえたりするらしいですね。

情報商材

売る価値のある情報をダウンロードできるようにして、インターネットとかで売る事が出来るらしいですね。

賃貸物件

アパートの部屋とかを貸して、その人から毎月家賃を払ってもらえるのはうれしいですね。

応援したい会社の株を買って、そのお金で会社が儲けて、その儲けの配当金をもらったり、価値の上がった株を売って儲けたり出来るらしいですね。

為替

日本円と外貨の変動を利用して、安いときに買って高いときに売って、それで儲けたり出来るらしいですね。

宝くじ

買わなくっちゃ当たらないそうです。

懸賞

昔はハガキを送っていましたが、今はメールで気軽に応募できます。その分競争率も高いですけどね。気軽過ぎてメールDMが山のように届いたりします。放って置くとメールボックスがパンクするんじゃないかって程に。本当です。

アフィリエイト

ホームページを持っている人は、そこに広告を貼り付けて、その広告を通して買われた商品の売上の一部を広告主からもらえたりするらしいですね。このサイトにも広告はいくつか貼っていますが、私はまだお金をもらったことはありません。

ねずみ講

犯罪です。あなたが入会させた子会員が孫会員を入会させ、ねずみが子孫を増やすように会員を増やし、新しく入会した人から入会金を集めて、あなたの下にたくさんお金が入るようにする仕組みです。

違法です。「これはねずみ講ではありません。合法です。」と主張する色々な仕組みがありますが、本当は違法なものがあったりしますので、だまされないようにしましょう。

会員が増え続けることを前提とした金集めの仕組み…なんだか年金みたいですね。そりゃあ、少子化とともに破綻するわけです。

ネットワークビジネス

NB

ねずみ講とは違うらしいですが、会員を増やしてお金を集める仕組みというのは同じ。扱っている品物は確かにいいものだったりしますが、人間関係が壊れる恐れがあります。お金持ちの友達をたくさん持っている人にはいいかもしれませんが、そのお友達にとっては既に聞き飽きた話かもしれません。

マルチレベルマーケティング

MLM

海外ではネットワークマーケティングともいわれます。日本では「マルチ商法」と呼ばれるらしいです。

法律的には、連鎖販売取引と無限連鎖講は違うものだそうです。

FX

Foreign Exchangeの略だそうで。外貨証拠金取引だとか。ムズカしくってよくわかりません。

年金

これを不労所得と呼んでよいものか…もらう為にいくら納めていくんだろう…

 

横道.6 リスク

 

何をするにもリスクは少ないに越した事はありませんが、みんなが同じ様にリスクを避ける事を考えるとすれば、リスクが少ない道を行けば競争相手が増えてしまってやっぱり不利になってしまいます。そんな中で一歩でも先んじて人を制するためには多少のリスクの覚悟が必要でしょう。確実にかぶらなければならないリスクもあれば、運さえ良ければ一切負担がないようなイチかバチかのギャンブル性のあるリスクもあります。どんなリスクのある道を選ぶかはあなたの自由ですが、完全なノーリスクなんてありえないと思います。かかる金額だけの意味で言えば、ノーリスクでも、お金を払った方がいい事だってあります。例えばネットビジネスでは無料サービスが多くあります、しかしそれを有料のものに切り替える事で様々なメリットを得る事が出来ます。先行投資をする事で一度流しそうめんの最上流に席を取ってしまえば、あとから来た人に負けるはずがないんです。うらやましい限りです。ちなみに私が選んだリスクはコレとは正反対の道で、勉強の手間と時間を支払っています。石橋をたたいて渡るタイプです。まあ、自動車を運転するために、自動車を自分で作れるくらいに詳しくなるまで勉強する必要のなんてないですし、そんな時間こそ無駄だとお考えの方は、HP作成などは業者に頼んだがいいかもしれませんね。

 

8.1.2  資格取得

その資格を取得したことで独立開業して、食べていけるという資格は限られていると思います。いままで時間に縛られて勉強するヒマなんてなかったという人は、ここぞとばかりに勉強を始めてみるのも良いかもしれません。競争相手は現役学生だったり相当な危機感を持った人たちだったりで、勝ち抜くのは難しいかもしれませんが、資格によっては攻めの営業をしなくても仕事が入ってくる場合もあるようです。文系(法律系・会計系など)・理系(技能系・医療系など)など、ご自身にあったものを探してみてください。

 

8.1.2.1             司法試験

弁護士・検事・裁判官の「法曹」になる為の試験です。

大学卒業していなくても受験する事が出来ます。でも、大学で一般教養を修了していれば1次試験が免除になったりしてお得です。まあ、一般的には1次試験の存在は全く気にされていないようで、2次試験が実際の試験だと思われているようです。

最近は、法科大学院を卒業した人じゃないと受験できない仕組みになってきているようですね。

(更新日:200913日)

 

8.1.2.2             行政書士

行政に提出する書類を本人に代わって書いたり提出したりそれに関する相談に乗って報酬を得る事が出来る資格です。他の人はコレを商売にしちゃいけないんだとか。

受験資格が一切なく、子供でも外国人でも受験できます。もちろん合格できるかどうかは別ですし、登録は成人してからでないとできませんが。しかし、この資格を持っていると、社会保険労務士など他の資格の受験資格を得られたりすることもありますし、法律系の国家資格の第一歩として最適な資格らしいとは言われていましたが、最近だんだんと難しくなってきました。社会保険労務士よりも、合格率で行ったら低いのが現実です。

合格してからどう生かすかというと、開業する以外に使い道が見あたらない資格でもありますし、私としては、キャリアアップなら社会保険労務士を、自己啓発ならファイナンシャルプランナーをお勧めしたいところです。

(更新日:200913日)

 

8.1.2.3         社会保険労務士

知識のインプットに要する時間は、あるインターネットサイトによると最短で200時間だとか。私は信じませんけどね。

(更新日:200913日)

 

8.1.2.4         FP技能士

ファイナンシャルプランナー。人生の様々なポイントでかかるお金の貯め方と増やし方と使い方についてアドバイスする仕事です。昔は国家資格ではなかったんですが、今は立派に国家資格です。3級から挑戦できますので、なかなかお手軽です。本格的に商売に使いたいのならば、FP技能士だけでなく、FP協会の「AFP」や「CFP」に挑戦するのが良いと思います。登録更新にお金や時間をとられますが、その分、知識が陳腐化することなく、高い能力を維持できると思います。

200913日)

 

8.1.2.5         臨床心理士

 カウンセラー。大学院に行かないとなれないようです。

 

8.2      リタイア後の支出

 

9       起業・独立開業

 

何をするのであれ、他の人に出来ない事をしなければお客さんは自分を選んでくれません。いくら自分の得意な事をやっていたって、他にもたくさんの人が同じ事をやっていたとしたら、お客の取り合いになってしまいます。そこで、他の人が売っていないようなものを売る、他の人がしていないようなサービスをする。他の人がいないところに行って商売をする。などいろいろな工夫が必要になります。また、その工夫が簡単に真似されてしまうようなものなら、すぐにでも次の工夫が必要になります。他の人がまだやっていない、しかも直ぐには真似できない方法を見つけて、逆に他の人がやっている事で自分に出来る事はすぐにでも全て取り込んで実行する事が大事です。

 

快適な暮らしや高収入を望むなら、他の人に先んじる事が大事。流しソーメンでいえば、最上流のポジションを取る事が出来れば、競争相手が何人いようと流れてくるソーメンを独り占めに出来るわけです。王や貴族達が今いい暮らしをしている起源っていうのは、「ここの土地全て俺のモノ」って最初に言った…って、ただそれだけかもしれません。そのポジションを得るために、何が出来るかではないでしょうか。

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9.1     フリーランサー

 

フリーランサーという言葉があります。

語源としては、槍一つ持っていろんな国のいろんな軍隊に雇われて戦った傭兵の事らしいです。

組織に属さず、独立して仕事や報酬を得る働き方をする人の事です。

頑張ったのは自分なのに、どうも会社にその上前をはねられている気がする人たちや、組織の人間関係について納得できない人たちが憧れるのは、やはりそんな働き方なんでしょうか。

でも、組織から離れて、ただの自分を売り込む事って、どれだけ大変でしょう。

人間関係で自分の気持ちを抑えなければいけない回数は、組織にいる時よりももっと多くなるのではないでしょうか。あの人が自分と話をしてくれていたのは、相手が自分だったからではなく、あの組織であの仕事をしていた人だったからだと気づかされてしまうかもしれません。

 

毎朝誰かと同じ時間に挨拶を、したくても出来ない。それって、誰かから時々嫌な態度を取られる事よりも、怖いとは思いませんか?

 

同じ職場で働いているからこそ、自分の悪いところを気づかせるサインを受けることが出来るのに、組織に属していなかったら、あなたが嫌な人だとしてもそんなサインを送ることもなく、表面的な、気持ちの良い態度だけ貼り付けて距離をおかれるだけです。あなたは、そんな環境の中でも、独りよがりな性格にならずにいられるでしょうか。

 

フリーランサーという生き方は、そんなリスクをどうにかできる人たちが選ぶ道です。

語源のように、一つの軍隊には属さない自由な傭兵は、自分のランス(ヤリ)を使う能力を売り込む事が出来なければ必要とされません。組織が嫌という理由では軽く踏み込めない世界だと考えるべきですが、そこで大きく花を咲かせる人がいることも事実です。可能性が低いからという理由では諦められず、意を決して踏み込んだ人にしか手に入れることが出来ないものが得られるかもしれません。(更新日:200913日)

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横道.7 競争社会と自然界

 

どんな社会にも自然界と同じように競争はあるものです。その中で生き残るには、

強くなって競争相手のエサを奪える位の強さを身に付けるか、

競争相手自身をエサに出来るくらいの強さを身に付けるか、

相手にエサとされないような強さを身に付けるか

エサの多いところへ行くか、

競争相手のいないところへ行くか、

特殊なエサを食べられるようになるか、

特殊な環境でも生きられる体を手に入れるか

手に入りにくいところにあるエサを手に入れられるような何かを身に付けるか。

攻撃力と防御力とすばやさと知能と特殊能力と特殊体質。自分にはどれがあるかってことですね。

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横道.8 会社からの評価と社会からの評価

 

雇われの身ではどんなに成績が悪くても安定した収入が得られます。逆に、会社に貢献しているはずなのに給料が上がらない。何故かそれ程苦労していないように見えるヤツの方が自分よりも給料を多くもらっているらしい。自分は会社から正当に評価されていないと考え、自分が働いた分が会社に取られていると考えるならば、独立を考えるのも一つの手だと思います。独立してみてはじめてわかる会社の苦労を身をもって勉強してみるのも、自分の成長につながるかもしれません。意外に苦労しないかもしれません。自分だけが売る事の出来る何かを見つけて、完全に利用し尽くす事が大事だと思います。

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横道。9 競争について

競争は世の中に間違いなくあるものです。それがいいものか悪いものか考えるのは一人一人の自由だと思います。でも、人を勝った人と負けた人に分ける考え方は、周りの誰かを自分の為に犠牲にする事が当然のことのように気にしなくなってしまう事になると思います。

 

もともとはみんなの物だったなにかを「コレは自分のものだ」と宣言して、周りが不平を言わなければ確かにそれはその人のものになるのですが、不平を言わなかった周りの人に対して、「自分にそれを譲ってくれた」という感謝の気持ちではなく、「あいつはバカだから、自分よりも劣っているから何も持っていないんだ」との気持ちを持ってしまうのはとても悲しいと思います。

 

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10   求職活動

10.1   面接

面接なしに入社できる会社など、ほとんど無いと思います。

 

10.1.1   第一印象

 面接という短い時間で自分をよく見てもらうには第一印象が大切です。

10.1.2   マナー

 

10.1.2.1        お辞儀

頭を下げるのと言葉を発するのを同時にしてしまいがちですが、これだと下向きに言葉が出てしまい気持ちも相手に伝わりづらくなってしまいます

まずは言葉を言ってから、頭を下げましょう。「語先後礼」と書いて、「ごさきごれい」が一番広い呼び方の様です。他に同じ書き方で「ごせんごれい」も有り。「先言後礼」と書いて「せんげんごれい」とも呼ぶそうです。四字熟語としてのバランスや、音訓読みのバランスはこちらの方が美しそうですね。きっと、「ごさきごれい」に納得いかない人が考え出した呼び方なんだろうなあ、と、思います。

 

こころもち、頭を下げる時は素早く、上げるときはゆっくりとが美しい礼との事。まあ、ゆっくりと下げてすぐに上げるのは、「頭下げるのが本当に嫌なんだなあ」と思われてしまうからとか、そういう事なんでしょうね。

 

10.2   履歴書・職務経歴書について

 

面接を受ける為の第一関門、応募書類作成についてです。履歴書・職務経歴書・添え状などのいくつかの書式があります。

学歴や職歴、免許・資格、それから志望動機などを書きます。同時に何通も送る場合は、志望動機などはどの会社に書いても差し障りのないありきたりな事を書いてしまいがちですが、それを受け取った企業の担当者の心には何も響きません。事前にその会社についてよく調べているなと思われる履歴書を書いた人なら、面接に呼びたいと思えます。きちんとその会社用の志望動機を書きましょう。

 

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10.2.1    会社について調べよう

 

志望動機を書く時にも必要ですが、そもそも応募をするか・しないかを決める前に、その会社の事をできるだけ調べておきましょう。入社したあとで「こんな会社だと思わなかった」とすぐに辞めてしまうのは時間の無駄です。ホームページを見ているとその会社の「社則」などが載っていたりして面白いです。履歴書に書いたり面接で引用するなどすると、自分が調べた事をアピールする事ができるかもしれません。

 

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10.2.2    履歴書・職務経歴書フォームについて

 

履歴書にはJIS規格に沿って作られたものがありますが、これは求職者がコレに沿ったものを提出しなければいけないという為の企画ではなく、企業側がココにかかれていること以上に深く個人情報を知ろうとしない方が良いという目的で作られたものです。

企業側が勝手に作ったフォームで、個人情報を引き出そうとするのは問題ですが、求職者側が自分で自由に作ったフォームの履歴書で、自分のPRしたい欄を大きく作ったりするのは構わないと思います。もちろん、レイアウトが悪くて採用側の不評を買うことが無いとは言いませんが。

 

そのうち、このサイトオリジナルの履歴書フォームをいくつか貼り付けられたらいいと思います。今のところ作っていないのでオススメサイトを紹介させていただきます。

サイトタイトル:

履歴書・職務経歴書・送付状の書き方ガイド

リンク先URL :

http://sakurasaku.sakura.ne.jp/

紹 介 文 :

履歴書、職務経歴書、エントリーシートなど応募書類の他送付状の書き方の解説。手紙の書き方、労働に関する法律も掲載。(最終確認日:2008.4.19.リンク切れを発見された方はお知らせいただければ幸いです)

 

 

職務経歴書のフォームには、規格は無かったように思います、求職者の自由に作って構わないと思います。職種別や業種別、時系列で並べるものの中でも、古い順に並べるか、新しい順で並べるか、いろいろな方法があるようです。自分のアピールしたいものが最もよくアピールできるような形式を考えましょう。

 

そのうち、このサイトオリジナルの職務経歴書フォームをいくつか貼り付けられたらいいと思います。でも、職務経歴書は決まったレイアウトに記入しようとすると、とてもバランスが悪くなります。自分だけのレイアウトで作るのが一番だと私は考えます。

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10.3               自己分析

 履歴書・職務経歴書に書くにしても、面接で話すにしても、自分の何を伝えればよいか、まずは分析しておかない事には始まりません。

 

11   気になる言葉

2007年問題

2007年問題とは、団塊の世代が定年退職を迎え始める年が2007年であることから作られた言葉。大量の離職者によって社会情勢が大きく変わるかもしれない。2009年1月現在では、一気に何かが変わっているようには思えないのですが…

10 Reasons You Should Never Get a Job

←このキーワードで検索すると良いです。「就職すべきでない10の理由」働かないのを勧めているのではなく、フリーランスの生き方を勧めています。

インターンシップ

インターンシップとは、働いた経験がない学生達に、働くとはどういうことか学んでもらうために、ある一定期間の就労体験をさせること。最近は若者だけでなく、ずっと一つの仕事しか経験してこなかった中高年令者に向けても行われているようですが、そちらの効果の程はどうなんでしょうねえ?

「インターンシップJP」というサイトがあります。リンクは貼っていませんが、ご自身で検索してみてください。

ウィン-ウィン

ウィン-ウィンとはビジネスをする際、自分が得をしたいのはもちろんですが、それで相手にいつも存させてばかりいては、その相手に嫌われてしまいます。自分も得して相手も得する。そんな「どちらも勝ち」な関係をウィン-ウィンの関係と言います。ビジネスに限らず、人と接するときには常にこれを心がけたいものです。

七五三現象

七五三現象とは、中卒7割・高卒5割・大卒3割の人が、就職後3年以内にやめているというデータがあったために作られた言葉。平成153月の新卒者のデータだとか。今のデータはもう違った割合なんでしょうけど、変わった言葉が好きな人がいつまでも使いつづけているのでいつまでもこの割合だと思われてしまっています。

ちなみに、「七五三教育」という言葉もあって、これは小中高で7・5・3の割合しか授業の内容が理解されていないとか、7・5・3の割合の生徒しかついて来れないようなカリキュラムで授業が組まれているとか、そんな意味だったと思います。

ジョブシャドウイング

ジョブシャドウイングとは、実際に働いている人に影の様に張り付いて、その仕事や職場の空気を感じること。

ワーキングプアー

ワーキングプアーとは、働く貧困層のこと。「はたらけど はたらけど猶 わが生活 楽にならざり ぢつと手をみる(石川啄木)」昔の話でな無く、現在も問題であるようです。

ジョブレスリカバリー

ジョブレスリカバリーとは「雇用は回復していないけど景気が回復している」とかいわれている社会状況。つまり、一部の人だけがものすごく景気がよくって、他の人たちは「働く貧困層」だということ。やっぱり格差社会ってイヤですねえ。

ホワイトカラー・イグゼンプション

ホワイトカラー・イグゼンプションとは、1日何時間働いても企業が従業員に残業代を払わなくても良いという制度。

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12    名言・金言

彼を知り己を知れば百戦危うからず

孫子の兵法から。そのあとには「彼を知らずして己を知らば、一勝一敗。彼を知らず、己を知らざれば戦う毎に危うし」と続くとか。でも、知れば知るほど勝てない事がわかったりする事ってありませんか?まあ、その場合は戦わない事も立派な戦術の一つです。でも、もしかしたらどこかに裏技があるかもしれない。常識から外れたそのワザを使うには、常識から外れた分だけのリスクを負う覚悟が必要。その常識の枠って、人によってはとても硬い。でも、その常識によって自分は守られているのか、それとも、縛られているのか。考えてみて、縛られているなと感じたらちょっと道から逸れてみるのもいいかもしれません。

砂上に楼閣は建たない

中国のことわざ。どんなに大きな構想があっても、地盤がしっかりしていないところにお城を建てることは出来ないということです。夢を膨らませたり、人に大きな事を話すのもいいですが、まず地盤固め。実現可能性を高めていく具体的な行動が大切です。

種を撒かないと花は咲かない

どんなにいい土壌で、日当たりも気温もよく、水をこまめにやっていても、そこに種がまかれていなければ花が咲く訳はありません。自分の努力に成果が伴っていなかったら、何かを見落としている可能性があります。

為せば成る 為さねば成らぬ 何事も

成らぬは人の 為さぬなりけり

上杉鷹山(江戸時代中期の米沢藩主)。5・7・5・7・7ですね。海外では「尊敬する日本の政治家」としてよく選ばれていたりしてとても有名らしいですよ。

何事もまずはやってみましょう!

してみせて 言って聞かせて させてみて

ほめてやらねば 人は動かじ

山本五十六。上杉鷹山の「してみせて 言って聞かせて させてみる」から影響を受けたと思われます。5・7・5に7・7を加えたんですね。どちらかというとこっちのほうが有名です。

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13    気になる書籍

書名

出版社

著者

コメント

ワーキングプア いくら働いても報われない時代が来る

宝島社新書

門倉貴史

まだ読んでいません。しかし絶賛されています。貧しいのは真面目に働いていないから、能力が低いからと言い切ってしまって良いのかを本気で考えている本だと思います。

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